九州産業大学

国際交流センター Center for International Affairs

先輩インタビュー

グエン トアン マンさん

グエン トアン マンさん [出身: ベトナム]

国際文化学部4年

 

ベトナム出身のマンさんは、月に2~3回、自主的にベトナム人の日本語学校の生徒や、外国人技能実習生を集めて日本語講座を開催しています。そんなマンさんにインタビューしてみました。

マンさんこんにちは、本日はよろしくお願いします。早速ですが簡単な自己紹介をお願いします。

こんにちは、グエン トアン マンと申します。日本に留学して4年目になります。

日本に留学しようと思ったのはなぜですか。

もともとは、日本とシンガポール、どちらで留学をしようか迷っていました。費用面で安価であるからと、ベトナムには日本の企業がたくさんあるため、将来のことを考え、日本を選びました。

来日してから、大変だったこと等ありますか

日本への留学が決まった後、来日するまで、3カ月しかなく、ほとんど日本語が理解できないまま日本にきました。日本語学校の先生から紹介されたレストランでアルバイトを始めたのですが、毎日すごく怒られていました。本当に辛かったけど、そのおかげで日本語力は上がったように思えます。

そこで頑張ったから今のように日本語がスムーズに話せるようになったわけですね。現在、その語学力を活かして、日本語講座を動画配信していると聞きましたが本当ですか?

はい、本当です。始めるきっかけは、日本にいるベトナム人の日本語の発音があまりできていなくて、苦労している場面をよく目にしたので、そういった人たちの役に立てたらなという考えから、2年前からYouTubeやFacebookで動画配信をしています。現在では約1万5千人くらいの方がチャンネル登録をしてくれているので、少しは役に立てていたら嬉しいです。

1万人越えはすごいですね。今年は動画だけでなく実際にベトナム人の日本語学校生や外国人技能実習生等を集めて、日本語教室を開催していますよね。

はい、毎週土曜日か日曜日に彼らを集めて、日本語教室を行っています。現在、ベトナム人技能実習生の受入れを行っている協同組合でアルバイトをしており、技能実習生が日本語でのコミュニケーションに苦労している姿を見て、この日本語教室を行うことを決めました。大学の友人や、職員さんからの協力もあり、香椎のコミュニティギャラリーを無償で利用させていただけるようになりました。毎回、30人前後の生徒が集まって午前に文法、午後に会話を中心に勉強しています。

そこまでマンさんが頑張れる理由ってなんですか。

ベトナムコミュニティをよくしたいという気持ちが一番ですね。私も日本に来たときはすごく苦労したのを覚えているので、そういった人達の役に立ちたいと思います。みんな海外にきて心細いこととかもあるけど、このコミュニティがあれば助け合えるし、それに私自身も彼らから教えてもらうことも多々あるので、私が一方的に教えてるのではなく、皆で教え合い支え合うというようなコミュニティにしたいと思います。

マンさんはこれからや卒業後はどう考えていますか。

今、教育系と貿易系の仕事どちらに進むか考えているところです。ただどちらを選んだとしてもベトナムの発展のために頑張りたいと考えています。

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