九州産業大学

国際交流センター Center for International Affairs

センター所長挨拶

国際交流センターでは、アジアの玄関口としての地理的条件を備えた福岡に位置する本学が「産学一如」の理念に基づき、九州のみならず日本全国そして国際社会に寄与することが重要であると考えます。そのためにも、本学学生が広い視野と見識を備えた有用な人材として成長を遂げ、巣立っていけるよう育成のための努力を重ねております。

国際交流センターの役割には、大きく分けて3つあると考えます。

一つめは、諸外国の大学等と交流協定に基づく学術交流等を活発化し、大学自体の国際交流の進展に寄与することです。

二つめは、本学に在籍する学生が、本学の制度・環境を利用し、国際交流の経験を積んで見識を深め、世界へと視野を広げることで、自らの人生をより豊かなものとし、社会における有益な人材として成長するよう支援することです。

三つめは、様々な夢や目標を抱いて本学に入学した諸外国からの留学生が、その留学目的を達成するとともに母国と日本の懸け橋となって、将来、グローバル社会に貢献する人材となるための一助となることです。

次に、国際交流センターが取り組んでいる主な活動の一端を紹介します。

第一に挙げられるものは、交換留学の実施です。アメリカ、イギリス、中国、韓国、フランス、ドイツ等に本学の学生を派遣、あるいは、これらの国々から留学生を受入れています。派遣された学生は、現地の生きた言語を体験することで外国語能力を伸ばすとともに、文化の違いに戸惑いながらもそれを克服し、異文化に対し理解・適応する術を身につけ、将来の糧としています。

第二に、本学が受け入れる留学生に対しては、通常の講義に加え、日本企業への就職を目指す人のためのビジネス日本語講座を開講しています。就職に必要な実用的日本語を習得できる講座として留学生のみなさんから好評を得ています。また、日本語弁論大会を実施することで、留学生の日本語能力の向上に貢献しています。

第三に、留学生と日本人学生や地域住民の方々との交流を盛んにする活動も行っています。大学祭では、留学生会を支援して模擬店を出店し、各国の伝統的料理作りをとおして、留学生たちが日本人学生や地域住民の方々との交流を深める場を設けています。また、留学生会と地域の小学校との交流などの行事も実施しています。これらの交流行事に参加した留学生にはまた参加したいという人が多く、同時に、日本人学生、地域の方々も貴重な国際交流を経験することができる場として高く評価されており、これらの行事の開催を希望されています。

以上のことを踏まえ、これからも国際交流センターは、その役割を十分に果たせるよう努めていきたいと考えています。皆様方の一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。

また、学生・外国人留学生のみなさんにおかれましては、それぞれの夢の実現のため、本学の制度・環境を存分に利用し、真摯に学業に取り組むとともに、自らの視野を広げ、これからの充実した人生の礎を築いていただくことを期待しています。

 

国際交流センター所長 三枝 孝司