GLPⅢ グローバル人材

5月9日（火）グローバルプラザにて、第2回の講義が行われました。

今回は、不二精機株式会社 総務部総務室主任補佐 大内田侑翼氏をお招きし、「会社概要と海外進出の展望」について、講義いただきました。 

１．不二精機株式会社について 

不二精機株式会社（以下「不二精機」）は、コンビニのおにぎりやお弁当をつくる「おにぎりロボット」や「お弁当ロボット」の開発を行っており、おにぎりロボットのシェアが80％以上の業界No.1の企業です。他にも、「お寿司ロボット」や「巻寿司機」等、主に食品機械の開発を行い、様々な業界に省人化・省力化のシステムを提供しています。本学の卒業生も在職しており、現在も第一線の現場で活躍しています。 

２．グローバル展開について 

不二精機は、38ヵ国の販売実績がありアジア・欧州に注力しグローバル展開を進めています。実際に現地に足を運び、クライアントの要望やその国の食文化に合わせてロボットを改良し販売しています。また、国籍を問わず機械の操作ができることにも工夫をされているそうです。もともと日本でもユーザーの規模や内容に合わせた開発を行っているため、そのノウハウがグローバル展開に活かされているそうです。 

３．将来の展望について 

時代が求める「省人化・省力化」をキーワードに、不二精機はさらに海外へビジネスの場を広げています。機械の規模が大きいことや各国の食品機械の審査に時間がかかることから、急速な展開は難しいそうですが、一年に５ヵ国を目標とし着実にシェアを広げ、10年後には世界一の食品機械メーカーになることを見据えているそうです。 

〈学生の感想〉 

不二精機のグローバル展開では各国のニーズや規模にあわせて柔軟に対応していることがわかり、計画性の大切さを学びました。自ら考え課題を発見し、その解決策を導くグローバル人材になるためにも、今後の大学生活で直面する様々な課題に対して計画性を持ち、新しい考えも取り入れ ながら挑戦していきます。