お知らせ
GLPの報告【GLPⅢ・Ⅳ・Ⅴ共通授業 立命館アジア太平洋大学 石村文恵氏 講演】
2022-10-12
GLPⅢ・Ⅳ・Ⅴ共通授業
9月27日(火)グローバルプラザにて、第16回の講義が行われました。
今回は、立命館アジア太平洋大学 言語教育センター 特任講師 石村文恵氏をお招きし、 「日本語教師という仕事」ついてご講義いただきました。
石村氏は、様々なキャリアを積まれながら、オーストラリアや韓国に滞在されていました。 講演では、日本語教師の仕事を通して、「グローバル人材とは何か」を考え、学生が自分の進むべき道を考える「きっかけ」を作ることを目的に、ご自身の経験も踏まえながらお話いただきました。
日本語の文法クイズでは、正しい答えを選ぶだけではなく、選んだ理由をグループで話し合いました。 日本語は普段当たり前に使っている言語であるため、学生は「何故その文法が正しいのか」を説明する ことに苦戦する姿が見られました。石村氏による解説とともに、「自分の当たり前を疑ってみること」や「ものごとの本質を考えてみること」の大切さを述べられました。
グローバリゼーションが進む社会における日本語教師という仕事の役割は、
① 日本語・日本文化・日本社会における様々なことに関して、学習者に伝え、ともに考える役割
② 日本においては、日本で勉強する留学生との関わりだけでなく、地域の人たちとつなぐ役割
③ 自分の身近な問題から社会問題を考えていく役割
日本人が留学生のために何かしようという一方向ではなく、相互理解を念頭において物事を考えていく 必要があると述べられました。
ご自身の経験から、一人の力で解決しようとせず、時には周囲に頼ることも大切であると教えて いただき、広い視野をもって、様々なことにチャレンジしてほしい。とメッセージをいただきました。