九州産業大学

国際交流センター Center for International Affairs

お知らせ

GLPの報告【GLPⅡ特別講義 イオン九州 講演】

2022-12-22

GLPⅡ 特別講義

11月29日(火)グローバルプラザにて、第11回の講義が行われました。

今回は本学の卒業生である、イオン九州株式会社 コーポレートコミュニケーション本部 社長室長    吉田圭司氏をお招きし、「イオン(株)・イオン九州(株)の事業活動」「キャリア形成」の2つのテーマで、講義いただきました。

 

1.イオン(株)・イオン九州(株)の事業活動について

イオングループが重点的に取り組んでいる「環境」と「社会」への取り組みについて説明いただきました。「環境」への取り組みでは、里山づくりなどの環境保全に力を入れており、「社会」への取り組みでは、「地域に根差した生活圏」をキーワードに、商品やサービスづくりをしていることをお話しいただきました。また、「SDGsの取組」では、「九州流通サステナビリティ・サロン」を開設し、同業・業種の枠を超えて協力することで、持続的な成長にむけた取り組みをしているそうです。持続可能な社会に向けて、個社では解決できない課題を他社と連携・協力して解決していくことの大切さを述べられました。

また、「レッドカップキャンペーン」については、対象商品の売り上げの一部を途上国の子供たちに学校給食として寄付されているとのことです。GLP講義でフェアトレード等について学んできた受講生にとって、新たな学びとなりました。

 

2.キャリア形成について

「一つの部署で業務の習熟度・専門性を高める方法」と「様々な部署で経験を積み、視野や知識を広げる方法」という2種類のキャリア形成があることを教えていただきました。吉田氏のこれまでのご経験をもとに、自分が目指す方向性やキャリアプランに応じて進む道を決めるとよいとアドバイスをいただきました。

 

最後に、渡辺和子著.『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎、2012)の内容をもとに、「働く中で、    自分が好きなことだけができるわけではない。その時は、次のステップに向けて自分が成長する期間だと思い、次に咲く花がより大きく美しいものとなるよう、置かれた場所で咲く努力をしてほしい」と学生に激励のメッセージをいただきました。

 

<学生の感想>

講義を受講して、イオンは地域や国際的など多方面に活動していることが分かりました。

地域の面では、今の社会は企業が顧客に何かを提供するのではなく、地域と共に協力しながら、事業を展開していくという点や地域と結びついた活動の中でSDGsと関連した取り組みをしているという点が興味深かったです。GLP講義では、SDGs関連の話を聞くことが多く、企業が実際にどのような取り組みをしているのか具体的に知ることができ、新たな学びとなりました。

国際的な面では、企業が発展途上国の援助をしているという点で、フェアトレードについては知っていましたが、レッドカップキャンペーンという活動があることを初めて知りました。身近な企業が国際協力をしているという点に気付くことができたため、商品を購入する際には、このようなマークがついているものを選んで、私も寄付していきたいと思いました。