九州産業大学

国際交流センター Center for International Affairs

お知らせ

グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)の報告

2021-08-02

GLPⅣ(海外インターンシップ)

7月1日(木)グローバルプラザにて、第11回目の講義が行われました。

今回は、凸版印刷株式会社 法務・知的財産本部の赤井義之課長より、「TOPPANが取り組むグローバル

展開と企業法務の関わり方」について講演いただきました。

凸版印刷株式会社は、「情報コミュニケーション事業分野」「生活・産業事業分野」、「エレクトロニ

クス事業分野」の3分野にわたり幅広い事業展開を行っており、アジア、北米や欧州などに150を超える

グローバル拠点があると説明いただきました。印刷技術にマーケティング・IT・クリエイティブ、

さらに様々な加工技術が融合して進化した「印刷テクノロジー」に、お客様視点を加えることで、社会

やお客様の課題解決につながる「トータルソリューション」の提供を行っていることが述べられました。

また、「すべての事業に、サステナブルを」という理念を掲げ、材料調達、製造、使用、廃棄に至る

各ライフサイクル視点で環境を配慮したパッケージを提供し、サステナブル社会の実現に寄与している

と紹介がありました。

さらに、国内外のマクロ環境・マーケット環境が変化するにつれ、グローバル市場での需要にこたえ

られるよう、建装材事業やパッケージ事業を、海外に展開していることが述べられました。

赤井課長は、アメリカのカリフォルニア州での駐在経験があり、アメリカ全土にわたり法務に関わる

案件に携わっておられました。現地では、法人の法務機能としての役割を担い、凸版グループ各社が

アメリカ市場をターゲットとして実施するビジネスの支援や、事業活動に関係するアメリカ法令や情報

の収集を行っていたそうです。

駐在中は、「プラスアルファの動きで、“新ビジネスを考える・探す”」ということを心掛け、他の

駐在員や政府機関の関係者、ベンチャーキャピタルと交流し、ビジネス情報の収集を積極的に行うなど

法務の枠を超えた仕事にチャレンジされていたそうです。

凸版グループでは、グローバル人「財」の育成に力を入れており、人材は会社にとって財産であるため、

凸版グループでは「人財」と表現すると述べられました。今後「グローバル人財」として活躍していく

ために、インターンなどの経験を含め世界に飛び出して様々な国を訪れ、海外でのチャンスを掴み、

自分なりの新しいチャレンジを続けて欲しいとメッセージをいただきました。

【参加学生 感想コメント】

グローバル人「財」という表記が大変素敵だと思いました。私はGLPというグローバル人材育成プログラム

にいながら、グローバル人材について詳しくは考えたことがありませんでした。

しかし、今回の講義で、グローバル人財というのは、様々な視野をもつことにプラスアルファして、

自分の意見をしっかり持ち発信でき、可能性を追求する人なのではないかと思いました。お客様のニーズ

に応えながら会社にも刺激を与えることができる人というのは、自分自身だけでなく、会社の成長をも

促進することができると感じました。会社によってはトレーニー制度など更に自分が成長できる制度が

あるところもありますが、全ての企業がそうとも限りません。そう考えると、大学という場所は自分の

成長に一番に影響を与えてくれる場所であると思うため、この環境に感謝しながら、今あるものを最大限

に活かしてグローバル人財になる努力をしていきたいと思いました。