九州産業大学

国際交流センター Center for International Affairs

お知らせ

グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)の報告

2021-07-14

GLPⅣ(海外インターンシップ)

6月10日(木)オンラインにて、第8回目の講義が行われました。

今回は、株式会社福岡銀行からグローバルソリューション部の迫田ゆん様と台北駐在員事務所の大山一平

所長をお招きし、講演いただきました。

まず、迫田様から、グローバルソリューション部の事業内容の紹介がありました。

グローバルソリューション部では、外貨両替、経常為替・クーポンスワップ、海外金融、海外ビジネス

サポートの取り組みを行っており、アジアに7拠点、アメリカに1拠点の海外駐在員事務所を展開

していること、また海外貿易取引や海外事業展開を目指す企業に対しては、ステージ別に市場調査や

セミナーの開催、取引先の紹介や海外金融のサポートなど、様々なサービスを提供している旨の説明が

ありました。

続いて、大山所長から、台湾の概況及び台北駐在員事務所の事業内容の紹介がありました。

台北駐在員事務所では、本部専門部署のスタッフと連携のもと海外ビジネスをサポートしており、取引先

企業のニーズに合わせ、現地市場調査やビジネスマッチング、不動産業者、商社等のネットワーク先の

紹介、口座の開設など金融サービスの取次を行っていること、また、初めて海外進出を行う企業は、

親日で立地も近い台湾を選択することが多く、台湾への海外進出がファーストステップで、その後

長期的かつ戦略的にアジア圏への展開を見込んでいることが述べられました。さらに、ベトナム、

タイ、シンガポールも取引支援のニーズがあり、アジアでの事業展開がビジネスの拡大に必須であると

説かれました。

最後に、海外で仕事をする際には、文化や地理的特徴、歴史的背景や政治問題など、その国を理解

していく必要性があり、自分が思っていることを相手に伝えるための言語力に加え、表現力を大切に

して欲しいと、力強いメッセージをいただきました。

【参加学生 感想コメント】
台湾事務所への具体的な相談案件の中で、特に売れ筋の良かった商品として、富士山をイメージした

再生利用可能なセラミック製コーヒーフィルターが紹介されました。

その理由として、親日国である台湾では、その商品は日本をイメージしやすく、環境問題に力を

入れている人々にとって強く惹かれたそうです。このように、環境や健康など現地の人々の志向に

合ったものを展開していくことが重要となってくると感じました。