九州産業大学

国際交流センター Center for International Affairs

お知らせ

グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)の報告

2021-06-29

GLPⅣ(海外インターンシップ)

6月3日(木)グローバルプラザにて第7回目の講義が行われました。

今回は、福岡県商工部のお二人の方より講演いただきました。

 

まず、海外展開支援係の中土真輝係長から「福岡県の海外ビジネス展開支援」について説明

いただきました。福岡県内の企業が海外でビジネスを展開していく必要性とそのメリット、

また「ワンストップ海外展開相談窓口」としての役割と様々な支援事例について紹介が

ありました。海外展開を目指す中小企業向けに、個別相談会やオンラインセミナーの開催、

また現地法規制・商習慣に関する情報提供、現地パートナーの調査、商談設定、また海外

現地情報とともにリアルタイムで県内の企業と現地企業を繋ぐオンライン商談会の実施状況

についても説明がありました。

 

続いて、オンラインでタイのバンコク事務所と繋ぎ、福岡県バンコク事務所の隈本篤志所長

から「福岡県海外駐在員による現地レポート~タイ王国~」について説明いただきました。

新型コロナウィルスの影響を受けたバンコク市内の現状や、タイに進出している福岡県の中小

企業の事業展開についてお話しいただきました。(福岡県産品の輸出を促進しており、「博多

和牛」や「あまおう」など、高級品としてブランディングし、販売しているとのことです。)

海外で事業展開をしていく上では、失敗したとしても成功するまでチャレンジし続けること、

ニーズがある日本の商品を現地でブランディングし、更に価値を高め突き詰めていくことが

大切であると説かれました。

【参加学生 コメント】

自治体が企業の海外進出を推進する理由について、疑問に思っていました。支援をするのには

少なからずコストもかかり、企業が海外で成功したところで自治体には名誉のような観念的な

メリットしかないのではないかと考えていました。もちろん自治体はその住民や地域の企業を

発展させるという大きな目的を持っていますが、実際には地域に根差す企業が事業に成功する

ことで税収など目に見えるメリットも得られると知り納得しました。支援を受ける企業も、税収

の確保・地方の発展等のメリットを得られる自治体も、ウィンウィンな関係であると思いました。