九州産業大学

国際交流センター Center for International Affairs

お知らせ

グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)の報告

2021-06-16

GLPⅣ(海外インターンシップ)

5月20日(木)グローバルプラザにて、第5回の講義が行われました。

今回は、西日本鉄道株式会社(以下、西鉄(株))海外事業開発部の木下智朗課長と久野ひろえ氏をお招きし、「日本人が『海外で働く』とは ~実体験から感じたこと~」について、講義いただきました。

講義では、新規開発プロジェクトの立ち上げの流れ(現地パートナーとの土地開発・交渉から合意に至るまで)や住民の期待が形になる「まちづくり」の魅力や業務に携わるやりがいについて、説明いただきました。

また、働く中で感じる日本と海外の違いについても触れられ、「スピード感を求める海外」と「慎重さを重視する日本」という対照的な面をバランスよく保ちながら、交渉を進めるための対応力がいかに大切であるかを、説かれました。

最後に、大学で学んできた専攻と必ずしも就職先での業務内容が繋がるわけではない。海外で働くには自分の専門が何であるかを意識する一方で、今やっていることが将来、別の形で何かに繋がることもあるため、何事にも一生懸命取り組んでほしいと、メッセージを送られました。

【感想コメント①】

就職活動や他の課外活動等を行っていく上で、自分の信念や意見、考え方を大切にしつつも、時代の流れや、コロナ禍の移り変わりに順応しなければならないと思いました。さらに、海外での事業展開の上で、相手のことを知ること、ビジネスのやり方の違いを理解し、順応することは、海外展開をしている企業または外資系企業に就職するのであれば、心得ておくべきことだと思いました。

【感想コメント②】

日本では「会社に就く」という概念があるのに対して、海外では「職種に就く」という概念であるということを知りました。日本では近年転職も普通になってきているため、仕事をすることに対する「職種に就く」という考え方に驚きました。全ての国々で当てはまるわけではないでしょうが、海外では日本よりもキャリア教育が充実しているところも多くあります。幼いうちからキャリア教育を行うことによって、大学を卒業するときにその後を考える日本とは違い、「職種」に対する考え方が深いのではないかと思いました。そのように概念が違う日本と海外で仕事を行うとき、不利になるところも有利になるところもどちらもあるということを学びました。